冬になると、どこの小学校でもほぼ行う長縄跳び。。。苦手な子の 『冬の長縄跳び』 は、水泳が苦手な子の 『夏のプール』 と並んで、苦痛でしかない2大体育イベントです (。・_・)
しかも、クラスごとに回数を競うことも多いので、体育の時間だけでなく、昼休みも練習する学校もあります。
そうなると 「なんで跳べないんだよー怒」 とか 「あいつ跳ぶのが下手だから、縄回す方にしよう」 なんて声も聞こえてきて、苦手な子には、苦痛MAXな時間となります。そうなって欲しくないので、体操教室では冬になるとちょっとずつ練習をしています。リズムとタイミングももちろん大事ですが、慣れと場数が恐怖心を取り除いてくれます。
また、この時間はそんな苦手な子のためだけの長縄練習ではなく、すでに跳べる子、得意な子にとっても 「大事な発見」がある時間にして欲しいという思いもあります。学校での長縄はクラス対抗ですから 「得意な子」 にとっては、当然勝ちたいわけです。それが上記の発言に繋がりがちなのですが、 「勝ちたいのなら、そんな文句を言ってないで、苦手な子が跳べるようにしてあげた方がよっほど勝率があがる」 ということに、数人の子はたどり着きます。
それに気づくと、跳べるタイミングを教えてあげたり、背中を押してあげたり、「一緒に練習しようよ」 「大丈夫!大丈夫!行けるよ!」 という声に変わっていきます。実際、体操教室では文句や罵声を言う子はひとりもいません。
長縄が得意な子も、苦手な子も、この体験を是非今後の学校生活でも活かして欲しいなーと思います。
長縄だけでなく、なにをやるにも 「得意な子」 もいれば 「苦手な子」 もいます。 どんな場面でも、cococaraの子どもたちがどんどんリーダーシップを取って、みんなを巻き込んで、みんなで楽しい時間を過ごせるようにして欲しい。
そんな子になって欲しいなー、と思っています。